交通事故 過失割合

  過失割合に影響する実況見分の対応方法について


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 ◎過失割合に影響する実況見分の対応方法について 

実況見分の対応方法についてです。


ここで作成される実況見分調書というものがあるのですが、この調書が過失割合を決める重要な書類となってきます。

かなり重要ですので、しっかり理解するようにして下さい。


この実況見分調書はまず、警察という公的機関が事故の原因を、まとめる書類ですので
過失割合を決める書類として、これ以上の資料はないと言っても過言ではありません。


ここで、注意点ですが、この実況見分調書に判を押してしまうと、
事故証言に関する内容の訂正は、後からできませんので注意が必要です。

ほんの少しでも納得できない内容でしたら、絶対に判を押さないで下さい。


110番で警察が現場に駆けつけますと、事故の大きさと状況によって異なりますが、負傷者がいる場合、救急車と一緒にパトカーと交通課の事故実況見分の為の車が事故現場にきます。

その後負傷者の救護、二次災害を防ぐために事故車の移動をします。

その後、加害者と被害者双方に事情聴取を行い実況見分調書を作成します。

ここで、警察は民事不介入の原則があるのでお互いの過失割合に関して関与してこないのですが、この実況見分調書から、過失割合の比率が判断されるのです。


ここで、実況見分のポイントですが、

① 自分に不利になるような事は一切言わないで下さい

② 事故状況や事故が起きた原因など事前に準備する時間があるなら、紙に書いて整理しておくこと

③ 実況見分後のサインは、完全に納得してからするようにして下さい


この3つを守るようにして下さい。

特に重要な事は①です。


警察官に聞かれ、あやふやな事を言ったりすると、相手の話を信用して書く事が非常に多く、自分も少し悪かったような事を一言でも言ってしまうと、のちのち過失割合の交渉において、実況見分調書に書いてあることが変更できないため、過失割合に大きく影響してきますので、自分が不利になるような事は絶対に言わないで下さい。

何度も言いますが、実況見分調書は過失割合の、算定の際に最も重要な証拠となりますし、

刑事法上の責任を検討する為にも活用され、又、民事法上の責任を検討する際にも参考にされますので、これを踏まえて、行動するようにして下さい。


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